【書評】パーフェクトワールド

 久しぶりの少女漫画を配信で読み切った。車椅子設定の話だったため気になって読み始めたら、かなり深いテーマで全部読んでしまった。漫画を読んだ後に知ったが、すでにドラマ化や映画化がされていた名作だったらしい。普通の少女漫画と違って脊髄損傷者の生活や不妊治療の問題もわかるので、娘が興味をもったら漫画を買ってもいいかな。

 主人公は大学生で受傷しその後一級建築士になった高校時代の同級生と社会人になってから再開する展開から始まるが、2人の障害に対する向き合い方も時間とともに変わっていき、障害受容の過程もしっかり描かれているし、結婚後の不妊治療が成功せず、養子縁組から子どもに真実告知をするまでの流れなど知らないこともたくさんあって面白かった。

 だた、残念ながらドラマも映画も結婚後の生活までは入っていないようだ。なんで映画とかって原作完成していないうちから作っちゃうんだろ。

 次女はすっかりフィクションにハマってしまっているが、現実世界で自分以外の世界観を広げる材料をとにかく増やしていきたいな。

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