【書評】科学がつきとめた「運のいい人」
中野信子さんの本が面白くてひたすら読み漁っているが、どの本もタイトルにインバクトがあって面白いが、その中でもこの『科学がつきとめた「運のいい人」』が読みやすかった。中野さんは脳科学者というだけあって、研究結果がしっかりと盛り込まれていて説得力がありよくまとまっている。
1.運のいい人は世界の中心に自分をすえる
2.運のいい人は「自分は運がいい」と決め込む
3.運のいい人は他人と「共に生きること」をめざす
4.運のいい人は目標や夢を「自分なりのしあわせのものさし」で決める
5.運のいい人は祈る
というパンチのある5部構成。どれも具体例やデータがあり簡単に自分の意識を変えられる内容になっているが、その中でも特に印象的だった3点。
・常に自己一致の状態でいる人は人を惹きつけることができる。つまり理想の自分と実際の自分が一致していて今のままの自分を自分が認められていることが自分を大事し、他人からも大事にされることにつながる。
・新奇探索性には生まれつきの個人差があり変えることはできない。ずっと同じものを選択する人は新奇探索性が弱くルールを優先する。すぐ新しいものに手を出す人は新奇探索性が強い。自覚することで行動を変えてみることはできる。
・運のいい人はあえてリスクのある道を選び脳を喜ばせている。適度なストレスがかかっている時の方が力が発揮されやすいため、自分でストレスを上げることで成果をあげている。
一番単純にまとめてしまうと、運を引き寄せるには「自分は運がいい」というプラスの自己イメージを常にもっていること。
息子の合格を目指して毎日擦り込んでみよう。紙に書き出して眺めているだけでも2週間程で効果があるとのこと。これは1月からトライだな。