学校見学(巣鴨)
男子校でチャリ圏内ということで、見にいったが思いの他いい学校だった。
創立100年ということで昔ながらの「硬教育」をウリにしている。登山・寒稽古・武道大会など今ではお目にしなくなったような行事も盛りだくさんであるが、後者はすべて新しく英語教育・国際教育にも十分充実している。WLSA(教育界の国際ネットワーク組織?)にも日本で初加盟した学校で、イギリスのイートン校へのサマースクールへ参加できるのも男子校では巣鴨高らしい。
売りが明確にあるということもあって、校長先生と上記の説明をしてくれた英語の先生は愛校心が強かった。校長先生は学校の特徴を表しているな。と見学のたびに思うが、話は硬いものの熱意がすごく惹きつけられるものがあった。2時間の説明会のうち1時間以上が2人の先生の話で過ぎてしまったが。
授業中でも自由に見学していいということで、全学年ざっとのぞいてみたが、男子校を見学したのが初めてだったため、先入観も影響してか予想よりどの学年もとても楽しそうなクラスだった。伝統校であるが押し付けられた感じはなく校風はよさそうだ。
何よりここは算数選抜受験があり、枠は少ないものの1日の午後に4科を受けなくていいという美味しい話がある。そもそも1日の午後は大変だからいいやと親としては敬遠していたが、SAPIXの先生は必ず合格をもらえる学校を受けておいた方がいいと勧められている。
確かに息子は調子に乗るタイプだから、2日目に弾みをつけるにはどこかで「合格」を勝ち取っていた方が良いというのはわかる。ちなみに巣鴨の算数選抜はSAPIX偏差値60(一般でいう偏差値の70)を越えていて武蔵より高い・・・SAPIXの先生からも算数強者揃いとなるということでオススメは全くされていない。
だが、行く気のない学校を滑り止めで受けるより、滑り止めは3・4・5日の後半受験に残しておいて、算数だけはまだまだ伸びしろのある息子にこのチャンスに挑戦してほしい。というのは親の判断ミスなのだろうか。
受験のスケジュールが何パターンも作れるためリスクをとるか安パイをとるか、頭をぐるぐると回る・・・まぁとにもかくにも息子がやる気を出してくれてからの成績を見てからでないとなにも判断できないから先延ばし。もう少し滑り止め校のリサーチを続けよう。
そういえば「滑り止め」という言葉が適さないとどこかの本で指摘されていたな。正直言い方なんてなんでも良いとおもっているが、息子には良い発破かけになるように偏差値は隠しておいて第一志望・第二志望以外は全て「チャレンジ校」としておこう。
というわけで、少しでも興味が向いてほしいと思い学校で販売していた過去問を買った。まだ過去問に手をつけるには時期早々だとわかっているが、モチベーションをあげるため算数選抜の問題だけはチラチラ眺めてみよう。