次女の目標クリア!5月病ならず

 晴れてこの春から我が家は小学生3人となったが、集団登校がない地域なので、これまでもこれからも3人揃って登校することはない。

 妹は上の子が優しく連れ添ってる仲良し兄弟の様子を恨めしそうに眺めながら「一緒に行きたい!」と訴えながらも毎朝置いていかれるという状況にふてくされていたが、5月に入ってそれも吹っ切れたらしい。

 おそらく昨日姉に続いて2番に家を出られたことと、教室に初めて1番に入ったことで気を良くしたからだ。4月の登校パターンは長女7:50出発、長男8:00出発、次女8:10出発で8:20までの登校時間に駆け込みの状況であったから、何度も自転車に乗せたり走ったりして必死に登校していた。

 それが1ヶ月、それも連休明けに素晴らしいステップアップを見せてくれた!昨日姉を追いかけるように家を出て8時過ぎに学校に着いたのがクラスで1番だったことはかなりの達成感だったであろう。5月病になりやすい連休明けに成長できたのが今度の弾みになってくれると思う。そして1年生も今日から朝校庭に出ていいというルールが追加されたのでもう一安心。あいにくの雨なのに喜んで朝から支度して飛び出してくれた。まぁ気分屋なので波は来るとは思うが。

 ひとまず連休明けの憂鬱さを感じさせないことを5月の母の密かな目標にしていたので、クリアできたかな。次女は入学早々から保育園の頃の話も全く出てこなくなり見事に切り替えができている。新しい友達をたくさん作って常に前を向いている姿には成長とたくましさを感じる。

 5月病にならないように細心の注意を払っていたのは姉で苦労しているからだ。兄は入学前に引っ越し、友達が誰もいない環境からスタートしたにも関わらず、何の障害もなく1年生なんて一番張り切って登校していたので全く苦労した記憶がない。(順調だった小学校生活も塾とコロナのストレスで後半に乱れることにはなるのだが。)

 だが姉の場合はとにかく1学期は大変だった。学校が嫌でもなく友達づきあいも順調に広がっていたが、気力と体力が1週間続かず後半に失速するのだ。4月はごまかしながらも遅刻しながら何とか登校できていたが、5月の連休明け頃から朝の戦いは激しくなり、布団から出てこられず、玄関から足が動かず、やっと外に出ても電柱にしがみついて抵抗する始末。私の仕事も週に2回以上は1時間以上遅刻する状況になっていた。それもほぼ水曜日か木曜日。もうその曜日の仕事を意識的に自分で減らしていたくらいだ。姉は遅刻して中途半端な時間に教室に入る勇気はなく、何度か保健室へ預けることにもなった。親子とも必死だったのであまり細かい記憶がないが、夏休み前の個人面談で先生に嘆いた覚えがあるので2ヶ月ほどは続いたのであろう。

 学校が嫌いではないので週末に充電された月曜日はすんなり家を出てくれるものの、やはり遅くまで学童にいることが疲労の蓄積になるのだろう。疲れて帰ってくると日毎に朝起きられなくなっていく。でも学童は大好きで友達とも大盛り上がりで遊んでしまうから体力の消耗も激しい。

 悩んだ挙句にしばらく勤務時間を短縮してもらい、早退という形で学童に早めに迎えに行くことで1週間の体力調整をした。体力温存を短期目標としたことで、朝遅れることも徐々に減っていく。そして結果的には一夏を越えたら体力がメキメキついて2学期からは1週間のり切れるようになった。自分から「学童を延長したい」と言う程まで余裕が出てくる。2学期からは業務時間も戻し、延長申請したことで残業もできるようになり6時半過ぎまで学童に残すことも増えていったが、学童で過ごす時間はとっても楽しそうだったので姉の方は1年の2学期から目標を完全にクリアする。

 しかしその反対に夏休みはお弁当を持って学童に行ってくれていた兄が3年の2学期から学童を卒業したことで単独行動が増える。公園に友達と約束をして遊んでいるうちは楽しそうに過ごしていたようであるが、そのうちに友達間のトラブルも増えてくる。本人からは細かい報告は全くないが、何となく嫌なことがあったんだな。という雰囲気はわかる。公園は上級生も多いので気も使うようで、徐々に家に友達を呼ぶようになっていく。大人がいない家に友達を呼ばないルールにしてはいても監視があるわけではないのでないがしろの状況。

 引っ越す前にも子どもが熱を出した際にはしょっちゅう義母に看病を頼んできたが、小学生になる前に夫の実家のすぐ近くに引っ越してよかったなと思うことが本当に多い。もしおばあちゃんが時々様子を見てくれていなかったらどうなっていたことか。鍵は持たせていたが鍵を忘れてしまうことも度々あったから、すぐヘルプしてもらえるおばあちゃんの存在は子どもの中でも安心感として大きかっただろう。

 なんだかんだで兄と姉が何山も乗り越えてきた教訓を次女に少しは生かせたかな〜と思う。しかし妹の場合は世の中と学校が変わってしまった!それまで親は度々学校に足を運んで授業やクラスの様子を見たり一緒に行事参加できていたが、この1年間教室に保護者が呼ばれることは全くなかった。行事参加も時間差で盛り上がりに欠けるし、保護者間で話す機会はたまたまPTA役員をやっていなかったら皆無だったと思う。

 兄と姉の友達の親との交流は学校参観の時に声をかけて連絡先を交換させてもらったりして自然と子ども経由で増えていった。残念ながら妹のクラスは入学式の日体育館に並んでいる着飾った様子しかわからない。まだまだ感染予防が続く状況で、クラスの雰囲気や次女が授業に取り組む姿を初めて見られる日はいつ来るだろうか。これまで頻繁にあってめんどくさいと思っていた公開授業の日が待ち遠しいなんて。

 「1ねん1くみの1にち」という写真ベースの本を次女と読んでいて、給食の風景で班になって食べているページをとっても羨ましそうに見ていた。こんな当たり前のことができていない今の学校ってどんな感じなんだろう。覗き見したいよ〜〜〜もうコロナめ!!

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